韓国ドラマ『赤と黒』感想|復讐だけでは終われない男と、惹かれてはいけない女
たまにはドラマも語らせて~~~!(笑)
映画のインプレッションが中心だけど、今回は韓国ドラマ。
韓国ドラマの復讐ものって、これまでいろいろ観てきた。財閥、裏切り、出生の秘密、愛憎劇……。もう、どれだけ人間関係をドロドロにすれば気が済むんだ!と思う作品もある(笑)。
そんな復讐系の韓国ドラマの中でも、僕の印象にかなり残っているのが『赤と黒』だ。
主演はキム・ナムギル。
復讐に人生を捧げる男、シム・ゴヌクを演じている。
でも、正直に言おう。
僕はハン・ガインがめちゃくちゃ好きです(笑)。
いやぁ、この人の清楚な美しさは、ちょっと反則じゃないかと思う。
もちろん、ただ美人だから好きというだけではない。彼女が演じるムン・ジェインという女性も、このドラマの面白さを支える重要な存在だ。
復讐に燃える男と、野心を持ちながらも、その男に惹かれていく女。
この二人の関係が、物語を切なく、そして危ういものにしていく。
今回は、そんな韓国ドラマ『赤と黒』の感想を、僕なりに語ってみたい。
1.韓国ドラマ『赤と黒』のあらすじ|人生を奪われた男の復讐劇
主人公のシム・ゴヌクは、幼い頃、巨大財閥ヘシングループの後継者として育てられる。
ところが、DNA鑑定によって本当の息子ではないと判明すると、それまでの扱いが一変。まるで不要なものを捨てるように、彼はホン家から追い出されてしまう。
しかも、ゴヌクを迎えに来るはずだった育ての両親まで事故で亡くなり、彼の人生は大きく狂っていく。
子供に何の責任があるんだろうね。
大人たちの都合で人生を振り回され、昨日まで信じていた世界から突然放り出される。
そんな経験をしたら、人を信じられなくなっても不思議じゃない。
やがて大人になったゴヌクは、自分の人生をめちゃくちゃにしたヘシングループへの復讐を決意する。
そして、財閥一家に近づき、彼らの人間関係を少しずつ揺さぶっていく。
ここから始まるのが、ゴヌクの長い復讐劇だ。
韓国ドラマの復讐ものが好きな人なら、この設定だけでも気になるんじゃないだろうか。
ただし、このドラマの面白さは、復讐相手を次々に追い詰める爽快感だけではない。
むしろ、復讐を進めるほどに、ゴヌク自身も幸せから遠ざかっていくところにある。
復讐を果たせば、本当に人生を取り戻せるのか?
この問いが、物語の奥にずっと流れている。
2.キム・ナムギルが演じるシム・ゴヌク|笑顔の裏に何かを隠した男
いやぁ、キム・ナムギルですよ。
この人に、何を考えているのか分からない男を演じさせると、実にいい。
笑っていても、どこか怖い。
優しくしていても、本心が見えない。
こちらが安心しかけたところで、ふっと不穏な空気を漂わせる。
こういう男、現実にいたら絶対に近づきたくない(笑)。
でも、ドラマの中では目が離せない。
それがゴヌクという男の魅力だと思う。
彼は単純に悪い男というわけではない。
幼い頃に受けた仕打ち、失った家族、奪われた人生。彼が復讐に向かう理由を知れば、気持ちが分からないでもない。
むしろ、
「そりゃ、復讐したくもなるだろ……」
と思ってしまう。
自分を傷つけた人間が何事もなかったように暮らし、こちらだけが苦しみを背負っている。そんな状況を、簡単に許せる人ばかりじゃないだろう。
ただ、ゴヌクの場合、復讐への執着が強すぎる。
相手を苦しめるために時間をかけ、計画を練り、自分自身の感情まで利用していく。
その姿を見ていると、復讐する側もまた、復讐というものに人生を支配されているんだなと感じる。
やられた側が悪いわけじゃない。
でも、過去に囚われ続けることで、これから手に入るかもしれない幸せまで失ってしまう。
ゴヌクを見ていると、そこが本当に切ない。
そして、キム・ナムギルの色気がまた、この役にぴったりなんだよね。
危険なのに惹かれる。
信用できないのに、もっと知りたくなる。
そりゃ、周りの女性たちも放っておかないわけだ(笑)。
3.ハン・ガインが美しい!ムン・ジェインの野心と恋心
さて、ここからは僕の大好きなハン・ガインについて語らせてください(笑)。
いや、本当に美人です!
清楚で上品な雰囲気があって、派手に飾り立てなくても目を引く。
こういう美しさには弱いんですよ、僕は。
ただ、ムン・ジェインという女性は、見た目の印象だけで語れる人物ではない。
彼女は、貧しさや現実の厳しさを知っている女性だ。
だからこそ、お金や地位のある生活に憧れ、財閥の御曹司との結婚によって人生を変えようと考えている。
最初から純粋な恋愛だけを求めているわけではないんだよね。
でも、そこが妙に人間らしい。
お金なんていらない、愛さえあれば幸せ……なんて、誰もが言い切れるわけじゃない。
生活するにはお金が必要だし、社会的な地位があれば、できることも増える。
だからといって、ジェインを単純に打算的な女性だと決めつけるのも違うと思う。
ゴヌクと出会い、関わっていくうちに、彼女の気持ちも少しずつ変わっていくからだ。
最初は自分の人生を変えるために男を見ていたはずなのに、いつしか相手そのものが気になってしまう。
ところが、ゴヌクには財閥一家に近づく別の目的がある。
ジェインは、その本当の目的を知らない。
このズレが、二人の関係を危ういものにしていく。
ゴヌクの表情を見ながら、「この人はいったい何を考えているんだろう」と警戒していたはずなのに、気がつけば惹かれている。
ハン・ガインの表情の変化も、この恋愛部分の見どころだと思う。
そして僕としては、やっぱり彼女の美しさも見逃せない。
いや、何度でも言いますよ。
ハン・ガイン、いいです!(笑)
キム・ナムギルの危険な色気と、ハン・ガインの清楚な美しさ。
この組み合わせだけでも、僕には観る楽しみが十分にある。
4.財閥一家の愛憎劇|お金と地位があっても幸せとは限らない
『赤と黒』には、金、地位、嫉妬、コンプレックス、欲望、そして愛情が詰め込まれている。
韓国ドラマでは財閥を題材にした作品がよく登場するけれど、財閥一家だからといって、みんな幸せそうに見えるわけじゃない。
むしろ、外からは恵まれているように見える人たちほど、家の中では複雑な事情を抱えていたりする。
後継者争い、親の期待、政略結婚、兄弟姉妹の関係。
お金があれば何でも解決すると思いきや、お金があるからこそ、失いたくないものが増えてしまう。
人間って、難しいね。
ゴヌクが復讐の対象にしている財閥一家にも、それぞれの立場や事情がある。
もちろん、だからといって、ゴヌクにした仕打ちが許されるわけではない。
ただ、登場人物たちを見ていると、誰もが自分の人生を守ろうとし、そのために他人を傷つけてしまうことがあるのだと感じる。
人間は、自分が追い詰められたとき、どこまで他人のことを考えられるんだろう。
自分の地位を守りたい。
愛する人を失いたくない。
貧しい生活から抜け出したい。
過去の恨みを晴らしたい。
理由は違っても、みんな何かに執着している。
そして、その執着が少しずつ人間関係を壊していく。
こういう愛憎劇は、ただ悪人が懲らしめられて終わるだけでは面白くない。
それぞれの人間が抱えている欲や弱さが見えてくるからこそ、物語に引き込まれるんだと思う。
ちなみに、このドラマは韓国単独制作ではなく、NHKと韓国SBSによる日韓共同制作作品。三重、岐阜、名古屋などでもロケが行われ、日本の俳優・豊原功補も出演している。
韓国の財閥をめぐる物語でありながら、日本も舞台の一つになっているところは、ちょっと面白いポイントだ。
5.韓国ドラマ『赤と黒』を観た感想|復讐に囚われると、自分を見失う
僕が『赤と黒』で一番印象に残ったのは、復讐そのものよりも、復讐に人生を支配されてしまう人間の姿だ。
ゴヌクの気持ちは分かる。
幼い頃から人生を狂わされ、家族まで失ったのだから、簡単に忘れられるはずがない。
「もう過去のことだから」と言われても、傷つけられた側にとっては、そんな簡単な話じゃない。
でも、復讐を続けるほど、ゴヌクは普通の幸せから遠ざかっていく。
誰かを好きになっても、心から素直になれない。
自分の人生を取り戻したいはずなのに、人生の中心にあるのは、いつまでも自分を傷つけた人間たちだ。
これでは、復讐相手がいなくなったとしても、本当の意味で自由になれるのだろうか。
もちろん、だからといって、傷つけられた人間に「許しなさい」なんて簡単には言えない。
許せないものは、許せない。
それでも、過去に囚われ続けることで、自分のこれからまで失ってしまうのだとしたら、それはあまりにも悲しい。
僕はこのドラマを観て、過去に囚われすぎると、人は自分自身を見失ってしまうんだと思った。
復讐は、相手に苦しみを返す行為なのかもしれない。
でも、そのために自分の人生まで犠牲にしてしまったら、いったい何を取り戻せたのだろう。
『赤と黒』は、そんな人間の矛盾を描いたドラマだと思う。
そして、もう一度言わせてください。
ハン・ガイン、やっぱりいい!(笑)
キム・ナムギルの色気、財閥一家のドロドロした人間関係、復讐、そして切ない恋愛。
昔の韓国ドラマだけど、今観ても十分に楽しめる一本だと思う。
復讐系の韓国ドラマが好きな人はもちろん、単純な勧善懲悪では終わらない愛憎劇が好きな人にもおすすめしたい。
たまには映画だけじゃなく、こういうドラマの感想も語っていこうかな。
いやぁ、韓国ドラマも奥が深いですね~~~!
韓国ドラマ『赤と黒』はこんな人におすすめ
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キム・ナムギルの色気やミステリアスな演技が好きな人
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ハン・ガインの出演作を観たい人
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財閥をめぐるドロドロした愛憎劇が好きな人
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復讐系の韓国ドラマやラブサスペンスが好きな人
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復讐の爽快感だけでなく、その先にある人間の悲しさも味わいたい人
作品情報
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作品名:『赤と黒』
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原題:『悪い男』(나쁜 남자)
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放送年:2010年
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話数:全17話
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主な出演者:キム・ナムギル、ハン・ガイン、キム・ジェウク、オ・ヨンス、チョン・ソミン
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制作:韓国SBS・NHKの日韓共同制作
※スタンダールの小説『赤と黒』と同じタイトルですが、こちらは財閥への復讐を描いた別の作品です。

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