国宝の意味が少しだけ分かったような気がした。
任侠の世界に生まれ、抗争によって父を亡くし天涯孤独となった立花喜久(吉沢亮)は歌舞伎界の大名門「花井半二郎」に引き取られました。
そこで、喜久は才能にあふれた名門の御子息・俊介(横浜流星)とともに芸を磨き始めます。
いわゆる、血統の無い身でありながら端正な顔立ちで女形の才能を持つ喜久と、名門の血を引くサラブレッドの俊介(実際どちらもかなりの美形ですけどね)
その後、時代の流れや身内の悲劇、嫉妬や執着がふたりの運命を大きく揺さぶります。喜久は圧倒的な美しさと芸への執念で観客を魅了していきますが、その代償として大切なものをひとつずつ失っていきます。
観る前はあまり興味のない世界だからと思っていたけど、思いのほか感動してしまった。
綺麗事だけじゃなく、嫉妬や執念みたいなものが描かれている映画には、どうしても感情移入してしまう。
歌舞伎という華やかな世界の裏側はたまにテレビなんかでやるけど、ある意味全く憧れない、というより私には出来い。逃げ出すと思う
結構長編だけどあっという間だった。
吉沢亮演じる喜久雄 吉沢亮はこの作品のために約1年半にわたって歌舞伎の稽古を重ねたというから、さすが役者。
個人的には田中泯さんがとても好き、今回は映画に深みを出してくれた感じ。
他にも歌舞伎指導を担当した四代目中村鴈治郎や渡辺謙、寺島しのぶなど、そうそうたる顔ぶれ
日本の歌舞伎がもっと世界に広まるたきっかけになったと思う。
また観たくなる映画でした。


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