「もし違う環境で育っていたら」なんて簡単に言えない。
2020年に実際に新聞に報じられた少女を描いた作品!!
最近、河合優実さん出演の映画やドラマ結構観てるけど、この映画はかなり重かった。
21歳の杏は、幼い頃から母親の暴力を受け、まともに学校へ行くこともできず、10代半ばから親に売春をさせられ、薬物にも手を染めた。
そんな杏に手を差し伸べるのが、刑事の多々羅(佐藤二朗さん)や記者の桐野(稲垣吾郎さん)だった。
杏に、仕事を紹介し、薬物から抜け出す手助けをし、これまで知らなかった世界を見せていく
杏のとって優しい大人達との関わりは初めての経験だったと思う
でも、この映画を観ていて、僕は単純に「杏がかわいそうだ」とは思えなかった。
もちろん、杏が悪いわけでもじゃない。
生まれや育ちは変えれないけど生き方は変えれる!!とよく言われた自分に少し重なるなぁなんて見始めたけどもっと深いところで最後は考え詰めてしまった。
人間はそんなに簡単に、それまで生きてきた環境から抜け出せない。
今まで当たり前だったものを突然捨てて、「今日から普通に生きよう」と言われても、そんなに器用には生きられないよなぁと。
子どもの頃に背負ったものというのは、大人になったからといって簡単に消えるものじゃないということは、少し分かる気がする。
だからこそ、この映画を観ていてちょつと自分自身見方が変わったのは、
「助けてあげる」という側の人間も、
そこは、この映画に対して少し辛口に言いたいところでもある。
人を救うことは、ただ手を差し伸べることだけじゃないのだと。
結局、コロナ禍という時代の波も重なり、せっかく見つけた居場所や人とのつながりも失ってしまう。
最後まで観ると、
「杏は弱かったからこうなったのか?」
そんな簡単な話ではないと思わされる。
むしろ僕には、
「もし自分が杏と同じ環境で育っていたら、
と問いかけられているように感じた。
この杏という役は、河合優実が超適任だったように感じるが、もしかしたら観るにつれてそう感じて来たのかもしれない。
「彼女がもし違う人生だったら」と考えさせたりするが「あれが現実には毎日の様に日本のどこかで起こっている」のも事実。
今回も色々考えさせられました。


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